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「坂の上の雲」とは?

 「坂の上の雲」は、司馬遼太郎によって書かれた長編歴史小説です。

 現在では単行本などにもなっていますが、もともとは1968年(昭和43年)から1972年(昭和47年)の4年3ヶ月にわたって産経新聞夕刊に連載されていた新聞連載小説。

 日清戦争・日露戦争という明治時代の2つの戦争を中心として、当時の日本の姿を描いた小説です。  では、この「坂の上の雲」という題の由来は、どこからきたのでしょうか?それは、「のぼってゆく坂の上の青い天にもし一朶の白い雲がかがやいているとすれば、それのみを見つめて坂をのぼってゆくであろう」という司馬遼太郎の言葉に表れているように、 手の届くはずのない白い雲をつかむために、坂をひたすら登るかのように、欧米に追いつける追い越せるとひたすら信じて無邪気に走りつづける明治時代の日本人の姿から表現された題です。

「坂の上の雲」の概要

 「坂の上の雲」は明治時代の初期から日清戦争を経て、日露戦争の終結までが書かれた歴史小説です。

 この物語には、主役と呼べる人物が3人いまして、それが、現在の愛媛県松山出身の、 「正岡子規」「秋山好古」「秋山真之」です。

 「坂の上の雲」の最初のほうでは、この3人の行動に主眼を置いて描かれていますが、 物語の中盤から後半にかけては、日清・日露戦争が描かれていることもあり、その両戦争で活躍した、日本・中国・ロシア、そして様々な国の人々についての記述も多くなります。特に、日露戦争が始まってからの各国の外交官の動きや、戦争の様子には、「坂の上の雲」の中でも半分以上を占めて詳しく描かれているほどです。

 この物語の特色は、ただ戦争を描くだけでなく、実際に戦争を行う場合にかかる費用や、民族性なども絡ませて、その国が戦争に勝つとはどういうことか、ということが描かれている点です。

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